それは氷雨の降りしきる年末のことでございました。
キャップレスマットブラック M
2021年12月25日購入
2021年は全くブログも更新せず、忙しさにかまけて文具熱もちょっと落ち着いてた。
んが、やっぱり少しは万年筆をもう少し使いたい、しかし今は面倒が勝るな…と考えていた時ふと「キャップレスならキャップの開け閉め無いから面倒に感じる気分も減るのでは…?」と思ったのです。
キャップレスはこの時点で2本所有。絣Fと赤M。もう一本くらいあっても良いんじゃない?
そうなると行き着く先はもちろん中屋万年筆店。
冒頭に記載したように氷雨の降る寒い日はクリスマス当日でした。それはまぁ、あんまり意識して無かったけど、どっちみち出かける用事があったのでそのついでに見に行ってみっか!と久しぶりに中屋さんへ。
近くの駐車場に車を停めて歩いて向かうも人気無し。クリスマスだし土曜日だけど、こんな寒くちゃ人も出かけないわよねぇとちょっと寂しく感じつつ奥様にお出迎えしてもらいました。
ちょうどこの日は天気も天気だし店も閉めようかと思ってたけど、25日は毎月近くの天神市が開催されるのでお店を開けた、と話されていました。タイミング良かった。
次にキャップレス買うなら絶対マットブラックほしい!!と思ってた。Mが1本あったので、こちらを即選ぶ。
ちょうど昨日入ったばかりなのよ、とキャップレスSEのマーブル軸も見せてもらった。ブルーかグリーンかどっちだったかな…。今月(2月)の中旬に行った時にはもう無くなってたよ。
私の頭には最初っからマットブラックしかなかったのでこの子をお買い上げ。Mなんだからまあ自分の持ってる赤いやつとペン先そんな変わらんやろうと試筆もせずに買いました。だって中屋万年筆店だから大丈夫だろうし。
買った時はここら辺に他の人の試筆で付いたであろうインクがまだ少し残ってたけど綺麗に洗浄しました。
パイロットのカートリッジ付けてくれて、ついでに人様にLAMYをプレゼントするつもりだったからLAMYのカートリッジを別で買います、って言ったらそれもサービスで付けてくれてしまった。ありがとうございました。
ちなみに旦那さんの久保さん、奥の自宅の方にいらっしゃったみたいでなにやらごそごそ音はしてたw 「お父さん何やってんの」とかぶちぶち言ってる奥さんが可愛かったです。
ペン先。太くない?国産のMにしては太くない?
実際書いてみたら赤キャップレスよりだいぶ太字でした。試筆してないからね、わかんなかったねwでも試筆してもこれ買ってたと思うけど。
書き心地は流石っす。インクが素直に出てくる。コレ使うと赤キャップレスのMがインクしぶいんじゃないかと錯覚するほど。
マットブラックのペン先は18K、赤キャップレスの方は特殊合金とのこと。
グリップゴールドになると赤軸でも18Kのペン先に変わるようですね。まぁ特殊合金でも十分に書き心地良いからあっちはあっちで非常に気に入っております。
全部がマットでめっちゃくちゃ格好いい。これがクリップ部だけシルバー、とかじゃなくて本当に良かった。重みも割とあるのでその重みと丁度いい軸の太さで相変わらず書きやすいです。
最初はウォーターマンのHABANA入れてみた。だからどうして最初に純正インクいれないんだとは自分でも思うけど、久々に使いたかったんだ。
赤キャップレスは少しスタブぽい書き味だったけどこちらは丸。海外Fの太め、くらいな感じ。
HABANA切れてからはパイロット純正色彩雫の松露入れてみたらとてもしっくり。
松露の蓋。こんなに青いのに緑変する不思議インク。
左側は乾いて緑色に変化し、右側はまだ乾ききる前の青。全然違うね。
どうやら私はペンのメーカーに純正インクを合わせる、という重要性に今更ながら理解というか開眼したようです。確かに他メーカー入れても書けるんだけど、フローが違うというか。特にパイロットはそれが顕著かもしれない。